お風呂の鍵

今回はお風呂の鍵のことについて描きたいと思います。

お風呂の鍵は一昔前のお家ならば大抵同じような形のものがついています。これは「円筒錠」と呼ばれる鍵です。
新しい戸建てや新築マンションではもう見られなくなったタイプのものですが、昔は幅広く使われていた建築部材です。

円筒錠は玄関や勝手口で使われていることもあります。
この鍵の特徴は内側からボタンを押して、ドアを閉めた時に鍵がかかるというところです。
また、外側からでも開けられるように緊急解錠装置がついています。

このようなお風呂場の鍵でよくあるのが湿気による故障です。
外側はステンレスなのでわかりませんが、製品の中の金属がひどく錆びて動かなくなってしまうことがあるのです。
調子が悪いな~という時に分解してみると内側がサビだらけ!ということがあります。
ドアを開けようと思ったら握り玉部分がポロッと取れてしまうこともあるのです。
調子が悪いのに修理せずそのまま使っているとお風呂の中に閉じ込められてしまうこともあります。

このような円筒錠の故障の症状はラッチという部分に現れることがあります。
ラッチは正常ならばドアノブを回した時に一緒に引っ込んでくれます。
しかし、調子が悪かったりすると右に回すとラッチが引込むが左に回した時には引っ込まないというようなこともあるのです。
また、ラッチが引っ込んだまま出てこなくなることもあります。

お風呂の中に閉じ込められてしまうと裸のまま窓から外にでたり、裸のまま業者さんに開けてもらうことになります。そんなことになる前に修理をお願いしましょう。